わかっちゃいるけどそもそもアロマセラピーとは

2. メディカルハーブ

“Aroma” は「香り」

“Therapy” は「治療」

“Aromatherapy”(アロマセラピー)とは「香りによる治療」という意味です。

アロマセラピーは、ハーブなどの芳香性植物由来の精油を活用して心身の健康を促進する自然療法の一つで「芳香療法」とも呼ばれています。

ヨーロッパなど世界各地では、古くから薬草やハーブなどが民間療法として使用されてきました。

最近では日本でも一部の心療内科、産婦人科、緩和ケアなどで活用されています。

エッセンシャルオイル、精油などと呼ばれるオイルは、植物の花や葉っぱ、樹脂、樹皮、果皮、根、種子などから抽出された天然の素材で、水蒸気蒸留法や圧搾法、溶剤抽出法などで抽出され、植物の特性や成分を凝縮しています。

精油が働きかけるルート

・鼻から入った香りが脳への神経を介して働きかけるルート

・皮膚から吸収され体内に入り働きかけるルート

・揮発性成分が呼吸により肺から体内に入り働きかけるルート

など

精油の働き

・鎮静、鎮痙

・消化機能亢進作用

・去痰作用

・ホルモン調整作用

・抗菌・抗ダニ作用

・消炎作用

・忌避作用

など

研究によれば、アロマセラピーはストレス軽減や不眠症の改善、気分の安定化、免疫システムの強化などに効果があるようです。

ただし、妊娠中に使用できないオイルがあったりと制約もあります。妊娠中、出産直後、内服しているお薬や治療中の病気がある場合含め、個々の反応は個人差がありますので、使用には注意が必要です。

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